VOICE

Smart Solution Technology, Inc.

日本初のモバイル3キャリア対応非接触ICカードリーダーライター「ピットタッチシリーズ」や独自の音声を活用した通信技術を活用したO2Oサービス「Zeetleカードサービス」など、ヒトとモノとのさまざまなタッチポイントに関する技術開発・提供を行っている株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー(以下SST)。takibiでは、スマホ販促サービス「Zeetle カードサービス」のブランディング、そしてSST全体の企業ブランディング・Webサイト制作などを担当。代表取締役社長・山川進氏に話を伺った。

takibiとの出会い

takibiとSSTの関係がはじまったのは、2017年。「Zeetle カードサービス」のリリースがきっかけだという。

PROFILE
⼭川進(やまかわ・すすむ) 1983年東海⼤学⼯学部卒、東芝エンジニアリング⼊社。その後⽇本ヒューレット・パッカード、サンマイクロシステムズ、⽇本ベリサインなどを経て2006年ビー・ユー・ジー(BUG)に合流。12年、同社がスピンアウトしたスマート・ソリューション・テクノロジー社⻑に就任。

山川氏:「弊社は技術会社で、告知・認知活動が弱かった。しかし、その中でもブランディングやプロモーションをしていかないと先行きが怪しいと思っていました。どこかにお願いしたいと考えたときに、以前の会社でtakibi 朝倉さんとお仕事したことを思い出して、僕が探して電話したのがきっかけです。

弊社は技術の会社で、技術についてはいろいろ喋れるのですがわかりやすく人に表現するのは下手なんです。ついディープに説明してしまうことが多いので、ウケる人にはウケるのですが、大概の人はぽかんとしてしまう。依頼した『Zeetle カードサービス』でやりたかったのは“音”。『Zeetle カードサービス』は、弊社独自の“音”による次世代近接通信ソリューション。それを認知させていくために、我々だけでは専門知識だけで走ってしまい、、、発信する内容が専門的で広がらない。それで相談させていただきました」

クリエティブだけでなく、イベント出展まで

朝倉:「Zeetle カードサービス」のブランディングでは、映像や各種ツール制作といったクリエイティブ作業の他、展示会ブースの企画制作まで担当させていただいていますが、イベントの効果はどうですか?」

SST Booth @リテールテック(2019)

山川氏:「展示会は十分な引きが取れていると思っています。『Future“SOUNDS” good.〜聞こえない音がスマートフォンの世界を変える〜』というコンセプトで展示会に出展しましたが、展示会は興味のあるお客様しか来ないのがいい。出展してなかったら出会えていないお客様もいると思うんですよね。新しいもの、おもしろい素材を認知させるためには最適の手段ですし、案件の掘り起こしという意味では費用対効果も非常にいいと思っています」

吉田:「展示会だと向こうが関心を持っていることがわかりますよね。電話のアウトバンドコールのように嫌がられるということがないのも大きいですね。

コーポレイトブランディングのためのPOSTER(2018年)

音に関するニュースを集め、
世の中にリリースする「オウンドメディア」

朝倉:「イベントといった費用対効果がすぐに見える施策だけでなく、音に関する技術や成果を世に発表していく、オウンドメディアも運営させていただいています」

山川氏: 「はい。takibiさんとは弊社のオウンドメディア『Smart Sound Lab』も一緒にやらせていただいいています。こちらは具体的な効果は出ていませんが、こういったものは効果は出るまでに時間がかかりますね。それは理解しています。現在弊社のヒット商品になっている『ピットタッチシリーズ』は2008年に作ったものですが本当に売れたのは2013年。売れるまでに5年はかかりました。おそらくどこかで数字が跳ねて、やっていてよかったなと思える時期がくると思うんです。だから5年は続けないといけないと思っています」

音通信に関するオウンドメディア(2019年)
https://smartsoundlab.com/

プランニングやアドバイスを口だけで済まさず
アウトプットが常にあり続ける

朝倉:「takibiに依頼することで、期待していることって何ですか?」

山川氏: 「いつもすごいと思うのは“ワード”。言葉にする能力や企画力がすごいと思っています。自分たちで作ろうとすると、中身をよく理解しているが故に堅くなってしまうんです。短く、簡潔に伝えることがすごいと思っています。

あとは、見方の問題。モノの発想の角度が我々とは違うのが非常にいいですよね。弊社は技術には自信がありますが、技術者は技術を言葉にすることをあまりしない。そうすると、社長である私が技術者とお客さんの間に立ってどうメッセージを発信するかを考えるのですが、非常に分かりづらくなってしまうし、オーソドックスで奇抜じゃないですよね、そこがよくないと思うんです。なので、これは人に任せた方がいい。

そして、マーケティングをどの会社に依頼するかって当たり外れが大きいと思うのですが、takibiに関しては “当たっている”と思うんですよ。アドバイスだけしてアウトプットがない会社もあると思いますが、takibiは打ち合わせで毎回資料が出てきます。それを作る時間を割いているということですよね。口だけで済まさずアウトプットが常にあり続けることは結果的に一番信頼できますよね」

朝倉: 「そう言っていただけで光栄です。ずっとアウトプットするのって、実は結構難しくて、と言いますのも段々やることもなくなってくるんです。一方でひとつ一つ解決していくことでアウトプットすることを失くしていくことが仕事なわけです。でも、それでも私たちは課題を見つけていきます」

継続するからできること

「Zeetle カードサービス」から積み上げていった信頼関係で、いまでは企業スローガンやWebサイトなどSST全体のブランディングにも携わるようになったtakibi。最後に、SSTという企業をともに創り上げていくクリエイティブの“これから”について聞いた。

山川氏:「takibiさんとともに創り上げたもののひとつに、『The Touchpoint Company』という企業スローガンがあります。弊社は企業理念に『技術を文化へ』という言葉を掲げていますが、それを具体的にどうするのか。具現化していくひとつの道標という意味で『The Touchpoint Company』という企業スローガンはすごくいいと思っています。“タッチポイント”という言葉は、現在のビジネス向け端末の用途が広がっていけば単語そのものが成長する可能性がある。2010年からはじめた次世代型音通信テクノロジーもスマートフォン時代のサービスを見据えて考えたもののひとつなので、そこを具現化するのが弊社の戦略であり、目標です。そういう意味で、やはり必要なのは継続ですよね。takibiさんはスポットワークではなくて継続性があるのがいいと思います。

コーポレイトサイト(2020年)
https://www.sstinc.co.jp/

吉田: 「takibiのような活動をしている会社って、経験上、周りにありますか?私が電通にいた経験からも、こういった会社はあまりないと思っているんです」

朝倉:「我々はクライアントさんの中に根付くというか、体半分、そちら側に入っていくというのがtakibiのやり方であり、それが毎週の定例会であったり、アウトプットだったりすると考えています。ホームページを作ったらおしまい、といった短期ではなく、ホームページができました。それをどう使っていくかを考えて、いっしょに実行しましょう・・・というようなことをしていく。メンタリティとしては外注先でなくって、社員の気持ちなんです。」

山川氏:「弊社社員の面倒を見ていただいてるのも感じています。本来であれば、我々と朝倉さんでは考えている次元が違うので、現在のようなレベル感でお会いできないと思うんですよ。けれど、育てようとしていただいているのがわかるし、すごく助かっています。それは社員にとってもいい経験だと思うので、実感しながら育ってくれればいいなと思います」

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