VOICE

REGAIN GROUP Inc.

「営業を、eigyoへ」をコンセプトに、2008年の創業以来、各領域で営業支援を行い、イノベーションを起こしてきたリゲイングループ。takibiでは、5年以上にわたり、ブランディング・ブランドスローガン開発・ロゴデザインなどのブランディング・クリエイティブを担当。その成長の一翼を担ってきた。代表取締役CEO 小野澤秀人氏も、takibi朝倉のクリエイティブに絶大な信頼を寄せている。会社の成長とクリエイティブの関係性を体感している小野澤氏とtakibi代表・朝倉の会話から、takibiのブランディングの魅力を探る

takibiにブランディングを頼むのが夢だった

リゲイン創業前は、ヤフーバリューインサイト株式会社、ソフトブレーン・サービス株式会社など数々の会社で営業部長として指揮を取ってきた小野澤氏。株式会社インフォプラント在籍時、競合である株式会社マクロミルがブランドを確立し、オリジナリティを打ち出していたことに嫉妬心を感じていたという。

PROFILE
小野澤秀人(おのざわ・ひでと) 2003年学習院大学経済学部卒、株式会社ベルシステム24⼊社、首都圏営業部兼マーケティング開発室に配属。その後、ヤフーバリューインサイト(現・株式会社マクロミル)出向、ソフトブレーン・サービス株式会社(東証一部上場グループ)では執行役員営業本部長などを経て、2008年に株式会社リゲイン、2012年に株式会社エムプロモを設立。2017年には、ITにより営業を進化させ、「新しい “eigyo” のかたち」を世界へ提案する会社、REGAIN GROUP株式会社を設立し、代表取締役 CEO(現職)に就任。

小野澤氏:「マクロミルのブランディングを朝倉さんが手掛けていることは耳にしていたので、会社を立ち上げたら、ブランディングは絶対に朝倉さんに頼みたいと決めていました。ただ、創業当時はロゴを作るお金もなかったので、5年ほど経ち、事業を拡張して会社のグレードを上げるタイミングで朝倉さんに依頼することにしました。ただ、当時はロゴやWebサイトなどのクリエイティブを変えると売上がいくら変わるのかは計算できなかったので、それこそ大きな投資。それでも、夢だったのでやろうという思いでした。

リゲインは「営業」をビジネスにしていく会社です。「営業」をビジネスにすると決めていたので、創業時からマイナビやリクナビで新卒採用を続けているのですが、募集時にかっこよくみせようとして“マーケティング”や“コンサルティング”といった言葉を使うとやはり採用にギャップがあるんです。だから、リゲインは“営業”という言葉を全面に出したかった。営業をいかに泥臭くなく憧れの職種にするかを手伝ってほしいというのが、最初の朝倉さんへの相談でした。根本はいまもずっと変わりません」

ビジネスのグロースとブランディング・クリエイティブの蜜月をよく知る小野澤氏は、takibi朝倉のクリエイティブに全幅の信頼を寄せる。

小野澤氏:「もともと僕はデザインなど見せ方に細かいほうなんです。クリエイティブは自分自身で納得したい。けれど、僕がどれだけこだわったとしても、朝倉さんのアウトプットは想定の5段階くらい超えてくるんです。だから毎回相談しよう、自分で考えないと決めています。社員も『やはりプロは違うね!』などと言いながら候補案から選ぶのを喜んでやったりしています。これまで作ったものはすべていまでも使っているので耐用年数も長いですね」

代表取締役CEO 小野澤秀人

ブランドが信頼を得るためには、クリエイティブの継続が不可欠

チャットサポートサービス「ShowTalk」では、サービスロゴ、オリジナルキャラクター「ShowTalk太子」、ブランドコンセプト開発、WEB動画、イベントなどあらゆるコミュニケーション施策をゼロから立ち上げた。

朝倉:「『ShowTalk』は、このサービス名だったらこれしかない!と思いました。聖徳太子がひとりで10人の意見を聞けるというのは誰でも知っている話です。そして、ロイヤリティがかからない。タレントを使う予算はないけれど、ある程度のメジャー感は欲しい。そう考えると聖徳太子がベストだと思ったんです。

朝倉:小野澤さんとお話していると、ビジョンを波長で感じます。私もいろいろな経営者とお付き合いをしてトライアンドエラーや事業ストーリーを見ていると、例えば『5年後こうなる人たちが今はこういうことを話す』みたいなパターンがわかってくるんです。そういう経験を踏まえると、小野澤さんがいま話している内容から3年後、将来的な組織像を感じ取る。将来を見据えて、そして今。どういうものを作っていくかを提案させていただく。それが、さきほど小野澤さんがおっしゃった『想定の5段階くらい超えてくる』と感じていただけることなんだと思います」

小野澤氏:「リゲインを11年やってきて学んだことのひとつは、信頼を得るのには時間がかかること。『ShowTalk』のビジュアルを作ったのは5年ほど前ですが、今年は聖徳太子のうちわを作りましたし、社内外ともに『ShowTalk』は聖徳太子だと知っている人は世の中に何人かいるんですよね。ブランドにとって信頼を得ることは大切なことのひとつだと思うので、継続しなければいけませんよね」

コスト削減が叶うノベルティ

小野澤氏:「『ShowTalk』顧客用ノベルティのスマホスタンドは、みなさん見た瞬間に盛り上がります。こういう細かなところにまでデザインが行き届いていると説得力が増しますよね。パッケージに印刷されているイラストの男性は『ShowTalk』のエンジニアなんですよ。それをお客様にお話すると、そのシナリオに感動していただけたりします。

小野澤氏:このスマホスタンドを作った一番の目的は、オンラインでの報告会を実現するため。お客様を訪問して報告会をするコストが高いのでオンラインにしたいのですが、『訪問ではなく遠隔でいいですか?』と頼むのは、現場は心苦しいし言いづらいんです。でも、これを作ったことでその気持ちを払拭できました。とても効果があって、いまでは訪問報告会はほぼゼロ。コスト削減が叶いました」

リクルートパンフレットでは、制作・配布したことにより採用の質に変化があったのだとか。

小野澤氏:「言葉を選ばずに言うと、スタイリッシュになりました。やはりこういうグッズやパンフレットがあって、スタイリッシュなオフィスがあって、朝倉さんみたいな人がオフィスに出入りすると自然とみんながおしゃれになっていくんです。クリエイティブで変化は確実に生まれます」

言葉がマーケットを醸成させる

リゲイングループのミッションステートメント「営業を、eigyoへ」もtakibi朝倉が手掛けた。いまでは、Webサイトのテキストをじっくり読んだ人から問い合わせをいただくケースが多くあるのだとか。

朝倉:「以前、小野澤さんに『これって他の人は書けないですよね?』と聞かれたことがありましたよね。その通りで、なかなか書けないんですよ。ある種の専門職だと思うんです。成功する成功者のパターンで“ビジョナリー”というものがあります。小野澤さんは未来の形が見えている。それをいろいろな方法で伝えてくださるので、『一言で言うのであればこういったほうが伝わります』とか『もう少し先を考えると、この辺りまでやっておいたほうがいい…』と提案する。そのとき大切なのは、崩したり、言い残していたりツッコミどころを作ること。僕はよく“かわいいところ”と表現するのですが、かわいいと近づいてみたくなるんです。近づいてみたくなる何かをその中に作り、仕掛けながらもわかりやすくしてあげるんです」

小野澤氏:「なるほど。いまでは『新しい営業のかたち』という言葉は業界内ですごく使われていますが、最初に作ったのはリゲイン。いまは『インサイドセールス』・『セールステック』・『新しい営業のかたち』という3つの言葉を使った同業がすごく増えてきて、この2〜3年でマーケットが醸成されてきたことを実感しています。だからこそ、リゲインはこれから新たなブランディングをアウトプットしていこうと画策中です。私はマッキンゼーなどのようにブランドとして確立された立ち位置に営業支援会社をもっていきたい。それに必要なものの1つがデザインだと思うんです」

朝倉:「本来営業は泥臭いものだから、カテゴリとしてスタイリッシュに見えないものをスタイリッシュにするのは、ただ単に普通の会社がデザインをよくするのとは本質的に違う戦略になります。今、業界がリゲインに追いついてきたから、さらにもう一歩先にいっしょに行きたいと思っています」

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